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Asbestosアスベスト除去工事

建築物の天井や壁等に施行されたアスベストは時代とともに劣化して生活環境中に
アスベスト繊維が飛散し人体の健康に多大な害を与えます。
株式会社日栄は平成2年に財団法人日本建築センターのアスベスト粉じん飛散処理技術審査証明を
取得し、安全で安心な作業をご提供することで地域環境保全に貢献しています。

アスベストとは?

「石綿 いしわた」とは、せきめん、アスベストとも呼ばれ、細長い形をした天然鉱物繊維であり、燃えない、混ざりやすい、引っ張りに強い、電気をとおしにくい、摩耗に強い、薬品に強いという特性があります。特に紡績品、断熱材、ジョイントシートなど建築材料に石綿が含有されていました。
また、建築物の耐火、断熱、防音性をあげるために石綿吹付材として学校、病院、体育館、各種プラントに使用されていました。

  • アスベストとは
  • アスベストとは

建築物における使用部位Parts used in buildings

施工部位 石綿含有建材の種類
天井/壁・内装材 スレートボード、けい酸カルシウム板1種、パルプセメント板
天井/床・吸音断熱材 石綿含有吹付材、石綿含有ロックウール吸音板
天井・結露防止剤 折板用断熱材、石綿含有吹付材、石綿含有バーミキュライト
床材 ビニル床タイル、フロア材、接着剤
外壁/軒天 窯業ようぎょう 系サイデイング、スラグ石こう板、押出成形セメント板
スレート板、スレート波板、けい酸カルシウム板第1種
耐火被覆材 吹付石綿、石綿含有ロックウール吹付材、石綿含有耐火板、けい酸カルシウム板第2種
屋根材 スレート波板、住宅屋根用化粧スレート
外壁・塗装材 石綿含有吹付塗装材
煙突材 石綿セメント円筒管、石綿含有煙突断熱材(カポスタック等)

アスベスト事前調査と対策工事

石綿を含有した建築物やプラントは古いもので約50年間を経過し老朽化、劣化が進みその役目を終えて解体される予定があります。
今後増加傾向にありそのピークは2030年頃と言われています。
2020年3月10日、国会では石綿飛散防止策の強化を目的とする「大気汚染防止法」を改正する法律案が閣議決定され、アスベスト事前調査の義務化と信頼性の確保、石綿含有建材の規制対象拡大、不適切な作業の防止など石綿含有建築物の解体工事の増加に合わせてのタイミングであり、我々の役目と責任が求められています。株式会社日栄は平成2年に財団法人日本建築センターの「アスベスト粉じん飛散防止処理技術」技術審査証明を取得しこれまで多くのアスベスト対策に関わって参りました。これからも、事前調査から適切な対策工事まで一貫される確かな技術で皆様の快適な生活環境つくりに貢献して参ります。

アスベスト除去作業

石綿含有建材等を使用した建物の改修・解体等の作業におけるばく露防止対策は、石綿粉じんの発生する量に応じた3段階の作業レベルに分類されています。各レベルには解体等作業される建材の種類、石綿の状態、含有量等により異なるものですが発生する粉じん量のレベルの高低が推測できます。各レベルに応じた施工計画の作成、届出の提出、レベルに応じた飛散防止対策方法が決定されます。

レベル1
石綿含有吹付け材

使用箇所
①建築基準法の耐火及び準耐火建築物の鉄骨・はり・柱・エレベータ等に耐火被膜用として吹付けられている。
②ビル、体育館、工場、学校等の天井、壁面に吸音や結露防止用として吹付けられている。
昭和30年~昭和63年程度
対策
吹付け系のアスベスト除去で著しく発じん量が多く、作業場所の隔離や高濃度に対応した保護具を
適切に使用する等厳重なばく露対策が必要である。
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レベル2
石綿含有保温材
煙突断熱材

使用箇所
①ボイラー本体や配管、空調ダクト等の保温材として含有のけい酸カルシウム保温材等を張り付けている。
②建築物のはり等に耐火被覆材としてけい酸カルシウム板を張り付けている。
③断熱材として折板屋根材等や煙突用断熱材とし張り付けられた。
対策
含有保温材等の撤去で高熱により劣化している場合がある。また、比重が低く発じん量が高くレベル1同等の対策が必要な場合が多い。グローブバック工法等用途に合った工法の選択が可能。
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レベル3
石綿含有建材

使用箇所
①建築物の天井、壁、床、屋根等に含有成形板、ビニルタイル等を貼り付けている。
②屋根材・外装材としての石綿スレート等を用いている。
③建屋外装の塗装材として含有された塗料として吹付けられている。
対策
発じんが比較的低い作業であるが保護具の着用や湿潤化等のばく露対策が必要である。PDFはこちら

使用資材・機材等

アスベスト粉じんを飛散させないための施工環境づくりには、徹底的な研究と分析を行い粉じん飛散防止のために資機材等の開発及び改良を実施し、日常の整備管理を行ないます。
アスベスト除去工事施工中にアスベスト粉じんが周辺に飛散する事故が頻繁に発生しています。その原因を分析すると使用する機材の劣化や誤作動によるものが多い状況で、弊社は特別な教育された石綿作業主任が中心となり日常の管理と整備を実施しています。
多様化する現場の状況を分析し作業性の良い、また、確実にアスベストの飛散を防止できるための資材の選定し、大規模な工事から小規模な工事まであらゆる現場にも対応できる資機材の配置が可能です。

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確かな施工技術が認められました

アスベスト粉じん飛散防止処理技術技術審査証明書

アスベスト粉じん飛散防止処理技術
技術審査証明書を取得

株式会社日栄がアスベスト処理工事に係って参りましたその長い実績において、確実な安全性と適切な処理技術により財団法人日本建築センターの「アスベスト粉じん飛散防止処理技術」技術審査証明書を取得し、皆様の快適な生活環境・空間づくりに貢献しています。